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星ひとつない夜空
浮かぶのは満月‥
今宵の夜空は
切なさで満ち溢れてる
誰かが泣いてるのだろうか
誰かが笑ってるのだろうか‥
雲が満月が隠す
薄暗い空の上で
悪魔と天使が
言葉を交わした。
"私は貴方を愛してる"
天使がそう呟いた‥
‥悪魔は涙を零した
雲が流れ満月が顔を現す
悪魔は天使を
殺した‥
"僕も君を愛してた"
囁くような声で
そっとつぶやいて‥
今宵の夜空は
切なさが増す‥
"これでよかった。"
悪魔がそう言う。
夜空は闇に染まったまま‥
天使は小さな雫となり
地上に舞い降りた
"これでよかった。"
そう呟きながら‥
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