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ゴレラ『犯人がやったんかな。だとしたら、ここに放置しちゃまずかったってことか』
田中『おい、それ本当か? 記憶がごっちゃになってるんじゃないか?』
ゴレラ『おいおい俺をバカにするなよ? 俺が忘れるのは「いつ」つまり時だけだ。「事実」は絶対忘れねえ』
ゴレラは自信満々に言い放った。
田中『とか言ってさっきまで人が倒れてたこと忘れてたじゃん。……てかそもそも、人が血出して倒れてんのを無視すんなよ!』
ゴレラ『だって面倒なことになりそうじゃん』
田中『……お前もしかして、警察に証言する気 さらさらない?』
ゴレラ『ない。疑われたくねえもん』
田中は頭を抱えてため息をついた。
田中『わかった、お前の名前は出さないから、できるだけ詳しくそのときの状況を教えてくれ』
ゴレラ『そんなことより、サザエさんにジャンケンで勝つ方法を教えてくれ』
田中『知らねえよ! つかジャンケンなんだから運だろそんなもん!』
ゴレラ『そうか、じゃあ……目玉焼きにはラー油と醤油どっちかけたらいいかな』
田中『 醤 油 ー! ラー油はおかしいよね~頼むから今すぐ選択肢からラー油を外して! 代わりにソースを入れてあげて!』
ゴレラ『なんだと? じゃあお前は、餃子にソースをかけるってのか?』
田中『かけねえよ! なにかお前の中じゃ、目玉焼きと餃子はカツとコロッケみたいな関係なのか!?』
ゴレラ『バカ言うな。俺はコロッケにはなにもかけない派だ』
田中『やかましいっ!!』
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