4人が本棚に入れています
本棚に追加
田中『警部』
荻野『ん、なんだ まだいたのか。ハーンズとなにか話してきたのか?』
田中『ええ。思ったよりユーモアセンスがある人ですね』
荻野『? しかし、よくお前なんかが相手してもらえたな。初対面だろ?』
田中『あ~、警部の助手だって言ったら快く事件について話してくれましたよ』
荻野『てめえ!! 誰が助手だコラ!』
田中『警部、そんな面白い顔してる場合じゃありませんよ。今すぐ関係者を広場に集めて下さい』
荻野『なに? まさか……』
田中『はい。事件の謎が解けたと……』
荻野『……さすがだ、と言いたいところだが……』
田中『え?』
荻野『……そもそも、謎ってなんだ?』
田中『……さあ? アリバイとかじゃ?』
荻野『いや、アリバイはここにいた4人全員にない』
田中『……そういえば、事件当時公園の敷地内にいたってことは、被害者の声とか聞いてるんじゃないですか?』
荻野『ああ、それは俺も思ったんだが、どうやら誰も聞いてないらしい』
田中『じゃあ、謎ってそのことじゃ?』
荻野『まあ、なんにせよ話を聞けば分かるか……。よし、広場に集めればいいんだな?』
田中『はい、ハーンズは準備で3時間ほどかかるそうですが』
荻野『オイッ!!』
最初のコメントを投稿しよう!