始まりと終わり

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時は夕暮れ。 あたしはヒトリ、教室に居た。 半年前買ったばかりの鞄を右手で握り、あたしは教室を出る。 左手には数十枚の紙―…。 廊下をパタパタ走り、職員室に向かう。 行く途中、一枚の紙がヒラリと舞い落ちた。 作文用紙に細々と書かれた文字が、夕日で赤く染まった廊下に落ちる。  
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