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   そして、彼女が潤の横を通り抜けようとした瞬間、潤はもうどうにでもなれと勇気を振り絞り言葉を発した。   「あのぉ今からお茶でも如何ですか…」   あまりにも古すぎるその言葉に潤自身だけではなく彼女自身も驚いていた。   しかし、彼女は意外にもコクリと縦に頷いた。   そして、潤を見つめながら   「今度はもっと、素敵な言葉で誘って下さいね。」と言った。    そして、彼女はその瞳に微かに涙を浮かべながら微笑んでいた。      それを見た潤もまた、微かに微笑んでいた……                 END
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