第一章

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俊にとって私は何―? ただのHする道具? 私は俊の偽りの彼女だったんだ。 それなのに.. 俊を好きな自分。 笑えてくるよ―― 馬鹿みたい。 「ッ―…ウゥ゙..グスンッ やっぱりもぅ無理―…」 ガラガラガラガラ―… 閉まっていたカーテンが開いた。 「萱嶋?なんで泣いてんの?」 聞き覚えがある声.. 私の目の前に立っていたのは本田だった。 「ほっ…ほ..んだぁ.... 何しにき..だのぉおお」 泣きながら本田に聞いた。 「いやっ..お前早退と思って鞄持って来てあげたんだけど。」      
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