~お葬式~

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巫都の家でお葬式が行われた。式場には泣き声や悲しみの声が響いていた。私は棺に入った巫都に向かって「なんでいったの?私を置いていかないで」と叫び泣いた。そこへ、巫都のお母さんが来て、「生前霞ちゃんには巫都と仲良くしてもらってありがとね。これ、巫都が残した手紙。読んでやってください」といわれた。その手紙を手に取り読んだ。手紙には、「霞へ。霞がこの手紙を読んでる頃には私はもうこの世にいないでしょう。霞、いつも一緒に居てくれてありがとね。霞にはまだ話してなかったよね。じつは、私右目が0、01で左目が0、02なんだ。凄く弱視なの。だからいつも音で判断してた。でも、霞に忘れてほしく無いことがあるの。それは、私は弱視でも障害者じゃないってこと。これからも、元気でね」と書いてあった。
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