子犬が来るまでの生活

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子犬が来るまでの生活

チャッピーが居た、ある冬の寒い夜… 2月の半ば位だろうか。 ペットショップから電話が来た。 待っていたゴールデンの子犬が産まれた…一番小さい女の子… その子が、私の家に来る子に決定したのだ。 ゴールデンレトリバー 今では様々な場所で見かける種類だろう。 まだ数も少なく、当たり前だがペットタイプは殆どいない。 当時は図鑑でも余りお目にかかる種類ではない。 その関係でコンスタンスに繁殖されておらず、両親はチャンピオンの家計だとの話だった… 余談だが、かなり昔… 東京畜犬という大手のブリーダーまがいとも言える、があった。 ゴールデンやラブなどは、その団体に利用?された過去もある。 私も文献などでしか知らないが… 一種のネズミ講集団、詐欺団体としてペット業界の黒歴史に刻み込まれている… それが収まり、当時の大型犬ブーム(ハスキー人気など)に乗り、知名度が高まり人気になった種類なのだが… 当時はそれ並に高い値段だったらしく、17万位だと聞いている。 ただし、1万値引きした… とも、後にペットショップの店長に聞いたが。 更に資金は、父方が出した… と、最近父方の祖母が話をした。 名前は、犬が産まれた頃に決まっていた。 既に母親がアイリンと命名した。 (漢字で瞳鈴と書くらしい) チャッピーも母が付け、呼んでいた筈だが… 理由は レトリーバは、盲導犬に使う様な賢い種類。 だから盲導犬にちなみ、瞳のアイ。 母方の家が鈴木だから、鈴の鳴る音のリン。 それを混ぜ、付けただけなのだが… 当時の田舎の犬にしては、結構斬新な名前だったらしい。 当時の名前はナナとかは居たが、洋風の名前や人名を犬に付ける飼い主は近所に居なかった…
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