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運命の男登場。
晴彦は一足早く居酒屋に来ていた。自分が招待したの遅れるのだけは避けたかった。
(しかし、何だろなこのウキウキする気持。まるで、好きな女の子が来るのを待ち漕がれる者みてーだ。うわ!ヤベ、ドキドキして来た。)
(そうか!遥が消えて…俺は‥ついにぃ‥ホモになっちまったのか…)
(何てそんな訳あるかー!負けるな俺!遥と婚約してるだろ。絶対遥を見つけ出して、結婚すんだろ!ホモになっちゃ駄目だぞ俺!秘技自分励まし!!!)
晴彦は仕事をしていない時は常に考え事をするのが、癖である。
今も色々考えているが更に週刊誌を読んで、新しい情報を頭に叩き込む。
晴彦は幼い頃から、何かいい事無いかな。楽しい事を探して回った好奇心こそが、晴彦の最大の長所かも知れなかった。私が晴彦と…「おお!来たッスね!こっちっスよ。松平さん。」
「待ちましたか!」
と自分が来るのが遅かったかと、時間を見た約束の時間の15分前だった。
「いえ、待ってませんよ。週刊誌を読みに早めに来ただけです。まあ節約ですよ」
「しかし、晴彦君一体何時から来ているんですか?」
週刊誌が山ずみになっている。少ない山と、多い山。一体何時から読んでたんだ?
「うんと…1時間前ですね。惜しい!松平さんが、遅刻してたら、全部読めたのになぁ」
「それは、すいませんでした!」
松平常務の欠点は、冗談を真面目に取ってしまう所だ
「冗談ですよ。しかし息子さん駐車場が、無い様ですね。息子さんの名前と、携帯番号を教えてください。」
「はい名前は、正彦です。番号は、携帯貸してくれ晴彦君。」
松平常務は、息子の番号を覚えているらしい慣れた手つきで、電話をかけて、晴彦に手渡した。絶妙なコンビネーションだ。「おー!凄くねあそこの人達」他のお客から視線を集めていたらしい。もう!全く晴彦ったら、何処に行っても目立つのね~!フウンここで、正彦君に出会うんだ。
奴らマブダチ過ぎてたまにホモだと疑うぞ。さて、寝るわよ、春仁。
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