運命の男登場。

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が遅刻したら全部読めたのに」 「申し訳ございません邪魔をしました…」 少し凹んだ様だ。松平常務の欠点は冗談の通じない所だ。 「イヤイヤ、冗談ですよ。真面目ですね。そこがいい所ですが。 「しかし息子さん駐車場が見つからないみたいですね。名前と、携帯番号教えて下さい」 すると松平常務は感心した。何故車で来た事がわかったのだろう。 「名前は、正彦です。番号は携帯かしてください」松平常務は、携帯を受け取りながら、話した「何故息子が、車で来たとわかったんですか?」 晴彦は少し気まずい顔で言った。 「半分はただの勘ですよ。残りの半分は企業秘密ッスね」 「ハハハ。」松平常務を笑わせられるのは、会社では晴彦ぐらいの者だ。 「もしもし、こちら長尾と申します。って面倒くさい!常務替わってください!あのですね。駐車場が無いのなら家のマンションの駐車場20番に車を停めていいですからすでに常務から説明受けて、知って居ますよね。」 電話の向こうから底抜けに明るく力強し声が帰って来た。 「ハハハ。何から何までおみ通して何ですか?凄いねあんた。今ね親父に電話しようと、思ってたんだ。今はマンションの駐車場だけど、20番に止めてもいいかとね。あんたおもしれえ!今から友達な!なんなら親友でも良いぜ。じゃあ。今からいくね」
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