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「今からもう友達だね。嫌だと言っても、強制だけどな。友達が、嫌なら親友でも、良いぞウム」
「そっかぁじゃあ、親友でお願いします。だが質問だ。正彦は、いつもこんな簡単に親友を決めるのか?」
正彦は、驚いた。さっきまでの、柔らかく、暖かい印象と余りに違うのだ。
「しかし、あんたが、タメ口言うと印象変わるな。
会うのが楽しみだ。ああ、何故こんな簡単に親友決めるのかって?答えは簡単。夢で見たから!
まあ、あんたが夢に出て来た男で無くても親友になってやるから安心せいよ。じゃあ切るぞ。眉毛の上にホクロがある兄ちゃん。幼い顔してるから、20ぐらいだろ。じゃあ、切るぞ、これ以上は、電話代の無駄だ。」
ガラガラと店の扉が開いた一人の背の高くガッシリとした。25歳程の男が入って来た。
(あれだな。常務は、さっきの電話の時にトイレに隠れさせた。さあて正彦!俺がわかるかよ。当ててみろ!)
その男は他の席に全く目を向けずに真っ直ぐ近づいて来た。
「夢で見るより二枚目だな。あんた。No.1ホストになれるぜ。芸能界なら、歌で勝負したら行けるぜ。あ!悪いあんたよばわりして。あんた名前は?」
「晴彦だよ」「おお‼ダブル彦次郎だな」
「ハハハもっと良い名前はねーのかよ。よろしくな。正彦」
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