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3人は店の外に出て、店の裏に出た。そこには古いボクシングジムがあった。
「ここでやろう!世界に手が届くかどうか。俺が採点してやるよ」と晴彦が言った
「フン…アンタがいくら強くても俺はプロだぜ!舐めてるなら死んでしまうぞ」
「この世の中には、ボクシングがやりたくても出来ないくなった人間がいる事を思い知るがいい」晴彦が吠えた。「まあまあ、とりあえず私もお二人のどちらが強いか興味をありますし。早く見せて下さい」松平常務が言った
ジムに入るとそこには、一人の男が、酒を飲んでいた。虚な目をして、遠くを眺めている「どうも、おやっさん元気かよ!おい。酒は辞めろと言ったじゃ無いか。」
「晴彦か、あんな事があったのにまた、戻ってくれたのか!?」
晴彦は彼が何の事を言っているのか分からなかった。
「おやっさん何言ってんだ?俺はボクシングを続けたら死ぬんだろ。だから引退したんだ」
すると、今度はおやっさんが、不可解な顔をした。
「何を言ってる。お前の体は健康その物だぞ。ろくにパンチを受けなかった。天才、坂本晴彦が、壊れる訳が無いだろう!」
晴彦の顔が真っ青になった。
「嘘だ!親父が言ってたんだ。お前は、ボクシングを続けたら死ぬと 医者が言ってたと。」
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