『カーネル=フランボワーズ』

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《革命の最中  欲得に走る貴族の意志を  纏(マト)め上げた若き伯爵  亡くした友を悼(イタ)みながら  その遺志を継ぎ  次代へと繋(ツナ)ぐ  彼の胸に煌めく光  それは憧憬と夢  亡くした命の  柔らかく眩い光の様に  美しくも儚く、朽ちやすい  激動の時代の中で  変わらぬものがあるものか  彼が手にしたのは  虚ろな闇、歪んだ心》     この手を血に染め 知るものは 黒き陶酔 赤き衝動 白き罪悪   暗き海に沈んだ 太陽を恋い 彷徨える闇の中 喪失の名の檻 失って悲しみ 奪うことで気付く それは 覆(クツガエ)る事無き 死の定め  
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