最悪な奴

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その人からミニメが来た。   『小説書いたんです。よかったら見て、ファン登録して下さい🎵』   見ますとも。 必ず見ますとも。   他人の事は言えないんだが、はっきり言って何が言いたいのかさっぱり解らん詩だった。   だが、俺はファン登録した。 友達だったから。   ミニメが来た。 『ファン登録ありがとう🎵これからもよろしくね🎵』     それから数週間。     何気無く絡もうと、彼女のプロフへ行くと、 友達削除されていた。 え? 何で? お互いに日記に、コメしてたし。   ブラリされていた。   信じた瞬間、裏切った (BUMP OF CHICKEN:ラフ・メイカー)   は、はは、はははははは……   そう、彼女は最初から俺をファン登録させるために友達希望していたのだ。     調子に乗んな!!!!!     馬鹿野郎!! てめえの小説なんざ、面白くもなんとも無いんだよ!!   俺は即決ファンを止め、携帯を閉じた。   悲しくなった。
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