970人が本棚に入れています
本棚に追加
その後、小島が田村教官に呼び出された。10分程で帰ってきた小島は頬を赤く腫らしていた。
何でも、盗み聞きの事がばれて、鉄拳を喰らったらしい。
小島は「何を聞いたか知らんが、その話は他言するなよ! 」と言われたらしい。
残念ながら同室の者にはもう話してしまっていた。仕方なく、同室以外の者には他言しない、という事になった。
ちなみに、その事件で小島は田村教官が苦手になってしまったのだ。
小島「あの時はひどい目にあったな」
剣崎「あの時の中将を横須賀基地司令と仮定したら、話が一致するな」
浦沢「なら、近いうちに戦争が始まるってことか? 」
剣崎「そうなるな」
小島「この話を聞いた以上、訓練、真面目に受けないとな」
剣崎「死なないためにも。そして、この国を守るためにも! 」
満ちる闘志に3人の拳は堅く握られていた。
最初のコメントを投稿しよう!