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その足音は、基地司令の大原大佐と副司令の源田中佐と大尉の階級を付けた男だった。
浦沢「ご苦労様です! 」
そう言って敬礼をした。2人も続いて敬礼した。
大原「おお、ちょうど貴様を司令室に呼ぼうとした所だったんだ」
浦沢「私をですか? 」
大原「訓練割り当ては見たようだな。貴様を担当する内藤大尉を出迎えに行った所だったんだ」
そこで大尉の男、内藤が口を開けた。
内藤「貴様が浦沢か? 」
浦沢「はっ! 浦沢 勝(うらさわ しょう)です」
内藤「うむ。今日から飛行のイロハが何たるかを徹底的に教えてやる! 」
浦沢「よろしくお願いします! 」
内藤「いい返事だ。期待しているぞ」
2人のやり取りを嬉しそうに見ていた源田が、会話の終わり目を見て腕の時計に目をやった。
源田「司令、そろそろ時間です」
大原「わかった。それでは大尉、司令室の方へ」
内藤「わかりました」
そして司令達は司令室の方へ消えて行った。
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