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風俗業界では「普通」にスカウトありき。
「水業」と「風業」の募集方法は、スカウトと募集広告によるもの。
Fでのコンパニオンの募集方法は求人情報誌のみで、スカウトによる募集は一切行っていない。
求人誌を何度も開いては、電話をしようかしまいかを悩み抜いて、覚悟を決めて面接に望むのが、僕にとってはベストな出会い方。
今後を十分に考えた上で、僕と同席する女性には「気根」があり、それが未だ備わっていないと判断した場合は容姿が良くても、その場での採用通達をせず、「もう一度考えてから電話を下さい」となる。
スカウトのように半ば強引な勧誘で「性風俗の現場」に引きずりこむ事は、一度もしたことがない。
様々な事を経験しながらの彼女達の生活や、必ず将来に感じるであろう引け目をも考えると、その責任の重さに僕は潰されてしまいそうで。
それは責任回避なのかもしれないが、「きっかけ」だけにはなりたくない。
スカウトされて、こちらの世界に来た女性の生活が安定し、メンタル面をも強くさせたケースも、数々知っているので、スカウト行為自体を否定するものではない。
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