真理18歳

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メールラリーをしてから、4時間程経っていただろうか、忙しさのあまり、彼女達への心配はすっかり消え失せ、帰りの支度をしていた午前2時。いつもはあまり使っていない携帯電話のメール着信音が鳴った。 《やっぱり会えない?》 ・・・さっきの仔。 〈まだ外にいるの?相手見つからないの?〉 《会ったけど逃げてきた、メッサ怖かった》 〈マジで?!今どこ?!〉 その時彼女達が居た場所は、街の中央部からかなり離れたキャンプ場付近。 20代の男性2人組と会ったが、ホテル代の持参がなく、車の中で襲われた。 雨も止んでいた事もあり、二人で車から逃げ出し、朝まで時間を潰そうと思ったが、再び雨が降り出し、途方にくれて僕にメールをしてきた。
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