真理18歳

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朝を迎え、二人を送る準備をしていた。 「10時になったら社員が来るから早く支度ね。 家まで送るから、これ着てね」 まだ乾ききっていない浴衣を袋に押し込んで、コスプレ用のセーラー服を2着、ハンガーのまま二人に差し出した。 「うわぁ、東の制服だ!」笑 「こっちは商業じゃん!」笑 『なんでもいいから早く着なよ、外で待ってるからね』 車に乗りこんだ二人を見て『若いから似合うね(笑)家に着いたらすぐ着替えてね、制服は返してもらうから』 「似合うでしょ?」 「だって、うちら現役だし」笑 『……え?マジで?18って言ったじゃん!』 ~はぁ……まいった……~ ただ事務所に泊めただけとはいえ、完全な未成年者、それも在学中ときてる。 18才と聞いて、二人とも高校を卒業したものとばかり思っていた。
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