日常

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                          その他に こいつらの授業が分かりにくいってのが 一番の原因である。                           「こらっ!お前何してる!?」 江川のまえで 守屋が怒鳴っている 江川の手には 漫画がある   「やべっ」   「授業中になにしてる!」   また始まった。 という顔で全員が江川の方を見る 江川陸(エガワリク)はクラス一の問題児だ。 でも、性格は以外と良く 嫌われてはいない。   「すみません。もうしません。」   「その言葉、何回目だとおもってるんだ!?」   「昨日は “ごめんなさい。もうやりません。” だったじゃないっすかー」   女子がクスクスと隠れて笑う   「挙げ足ばっかりとるな!」   半ギレ みんな引いている   「何キレてんすか、セン…」 「陸、もうやめろよ」 「は?なんでだよ。」   空気を読んで、止めに入ったのは クラスで二番目にめんどくさがり屋の(一番は俺) 佐野翔(サノカケル)。 二重人格で 先公の前ではいい顔をしてる “センセ”にはとても気に入られている   「いいから。 “センセ”すみませんでした。」 「まぁ、今回はいいだろう。」   みんな佐野にナイスという視線を送る   「は?なんっ…」 『空気読めよ』 「…っ……」 ガタン 席に着く  
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