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やると決めたら、行動しか選択肢は無い。
私はベリーを呼び出し、学園探索に切り出した。
こと、魔術に関してはベリーと私は既に教師のレベルを遥かに上回っている。
『虎穴に入らずんば虎児を得ず』。そう自分に言い聞かして学園の中に入る。
鍵は教師から何故かベリーが管理を預かっている。それほど信頼されているのか、もしくは……考えないで置こう。
私とベリーだけの足音が『コツ、コツ、コツ』、と反響する。
それは不気味な音だ。
私は霊や精霊などを信じている。
職業柄だと割り切ってもいるし、魔術師が幽霊や妖精を信じないなんて場違いだと思う。
その点、ベリーは非科学的な事を信じない。
それは―――物凄く矛盾だ。
第一に自ら使っている魔法が非科学的ではないか。
「余計な事を考えてないで少しは犯人を考えたら?」
「なんで、私の考えが読めるのよ……」
「なんとなくよ。美羽って解りやすいから」
『にやり』と小悪魔的笑いを浮かべる。
本当にこのロリ娘は高校生なのだろうか? そもそも、中学生も危うい。
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