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「じゃあ諦めて下さい」
「…っ」
ここで諦める
↓
目標達成ならず
↓
俺のプライドずたぼろ
↓
一人の女も落とせないのか?
↓
格 好 悪 い
いやぁあああ!!!
「…わ、わかった」
「…えっ…」
「はい、携帯」
ポケットから銀色、黒、赤、白の四つの携帯を取り出し、渡辺さんの机に置く。
渡辺さんは唖然とした表情で、俺と携帯を交互に見ていた。
「女の子の番号全部消していいよ。なんなら男もさ。それでも信用できないなら預かっててよ。
あ、それいいな、うん」
「えっ…あの…」
「あー、でも君との連絡が取れないからちょっと困るかも…」
「…何もそこまで徹底しなくても…」
「は?君が言ったんじゃん。それに、俺にはポリシーがあんの」
「ポリシー?」
渡辺さんは首を傾げる。
ちょっと。
そこで眉をひそめなかったら可愛かったのに、ダメな子だなぁ!
「
その1
知り合った女の子のことは忘れない。
野郎はすぐに忘れるけど。
その2
抱いた女の子は下の名前で呼ぶ。それ以外は名字にさん付け。
渡辺さん、とかね。
その3
女の子には優しく、野郎は死刑。
特に女関係で絡んできたら、落ちてるもんをケツの穴に突っ込んで奥歯ガタガタ言わした画像等を流します。
60人くらいやりました。見る?」
渡辺さんは首を勢いよく横に振った。
それを見て俺はまた続ける。
「
その4
ヤるときは絶対同意!ピルとゴムは絶対!
万が一子供が出来ても堕ろさせる!
拒んだら…どうしようかな。ま、そこは置いといて」
拒んだら…っと、それ言ったら確実に引かれるな。
俺は一瞬遠くを見つめた。
あ、いい天気。
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