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「…」
仕掛けてくる気配がない。どうしたいんだ?…こっちからアクション起こすか…
歩くのを止め、気配に向かって話掛ける。
「おい。さっきから着けてる奴等。俺に何か用か?」
…
…
…
ん?反応ないな?無視か?なら、
「返事無いなら失せろ。俺は用事無いしな。」
あれ?気配が1つ消えた。もう1つは残ってる。何だよ一体?
「良く気付いたな。」
左の茂みから声と共に現れたのは、軍服を着た外国人だった。
何故軍人が?しかも、あの胸のマークは…
「微妙だが、気配が漏れてたぞ。もう一人はどうした?」
「あぁ、別の用が出来てな。気配に気付いたのは中々だが、たかが一般人1人にわざわざ2人付かなくてもいいしな。」
甘く見られたな。完全に上から目線だよ。
「軍人がこんな所でなにしてる?」
「それはこっちのセリフだ。貴様は何故ここに居る?」
バラしても大丈夫かね?
「俺は探偵だ。仕事の為ここに居る。」
「仕事の内容は?」
「それは言えない。探偵は依頼人の秘密厳守だからな。」
「…そうか。気の毒にな。」
…何か知ってるのか?
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