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あ、そうだ。
「もう1ついいか?」
「何だ?」
「生物兵器は何体居る?」
「我々が知っているのは1体だ。」
じゃあ、あの黒豹は違うのか?あれから変身とかするなら別だがな。でも、あれはどうみてもただの動物だった。
あれか?野生動物VS生物兵器みたいなのを期待してるのかね。
頭の良いヤツの考えは分からんな。
「そうか。んじゃな。」
後ろを向いたまま、手を振りその場を去る。
さぁ、どうしようかね?取り敢えず警戒しながら歩いてみるか。
俺は更に樹海の奥に進む。
進むにつれ、血の跡がそこらに付いているのに気が付いた。生物兵器にやられたか、野生動物にやられたか。
それにしても…静か過ぎる。軍人の話だと沢山人が居るはずだよな。叫び声や争う気配も感じられない。
さっき、軍人と俺と争ったんだ。誰かが気付きそうなものだが。人どころか、生物兵器も来ない。
だが、血がそこらに付いてるって事は襲われてるの間違いない。
何かが…おかしい…
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