探偵 真神 シン ～三毛猫と機械の兵隊～

上手い話にゃ裏がある

～数日前 事務所～

「フゥ～…」

煙草をふかしながら、事務所の机でぼーっとする俺。電気もガスも水道も…全部止められ成す術無し！メシもどれくらい食べてないのか…。明日生きてるかなぁ俺。
仕方ねぇ。大家の喫茶店で水でも飲ませて貰うか。いや、また入店拒否されるかもしれないなぁ。何せ、家賃と喫茶店のツケが貯まりに貯まってるからなぁ。あぁ…仕事来ねぇかなぁ。

コンコン

？何だ？ノックの音がしたが…気のせいだよな。こんな寂れた探偵事務所に人何て…

コンコン

「すみません。いらっしゃいますか？」

マジでか！いや、何かの勧誘かも知れん！この事務所は呪われいるので壺買いなさい的な！でも、一応

「どなたですか？」

「ここは探偵事務所ですよね？頼みたい事が御座いまして。」

…イヤッホ～イ！仕事♪仕事♪
俺は急いでドアに駆け寄りドアを開ける。ヤバい。ドキドキしてる(笑)

ガチャ

「どうぞどうぞ！汚いとこですが！」

お客様を招き入れるなんか久しぶり！