上手い話にゃ裏がある

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「失礼ですが、そんな樹海に入ったのでは、もしかしたら、もう死んでる可能性もあります。それでも、依頼しますか?」 「大丈夫です!アレは生きてますから!」 何か…胡散臭いんだよなぁ…辞める? どうしようかなぁ… 考え込んでいると、 「受けて頂けるなら、前金で100万。連れ戻してくれたら、その十倍の1000万お支払致します。」 来た仕事は、どんなものでも拒まないのが俺のポリシーだ。それがハードボイルドだろ? 「分かりました。あと、質問なんですが、もしかしたら他の猫が居るかもしれません。何か分かりやすい特徴とかないですか?」 「あ、それなら、首輪に名前が書いてます!その首輪は絶対に外れませんから、今でも着いていますよ。」 …いや、考えないようにしよう。1000万の為だ! 「分かりました。では、必ず連れ戻してみせます。お任せください!」 「ありがとうございます。では、前金の100万です。」 女性はバッグから100万の札束を取り出し机の上に置く。 …いやいや!考えるなって!
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