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ある日 家族と若い衆三人を連れて父が寿司屋に連れて行ってもらった日の事……
ｶｳﾝﾀｰの席を独占して寿司を食べてた時の話……
（ﾔｸｻﾞはｶｳﾝﾀｰが好き）
その寿司屋は父の行き着けらしく 弟も顔なじみみたいで板前にどんどん口答で注文して行く……
ﾄﾛやｳﾆ ｲｸﾗ……
私は初めての体験でどうしていいか分からない…
弟は得意げに…
弟（兄ちゃん？ 自分で注文しないと何も出て来ないちゃよ…）
と…… 私に更なるﾌﾟﾚｯｼｬｰをかける……
とりあえず…
板前の顔を見つめ…
私 （あ…あの… 巻き寿司……）
声が小さかったらしく…
板前には聞こえていないようで………
小倉の母（ とも君？ しゃんしゃん注文して好きなの頼み？…）
こんな事初めてで何がしゃんしゃんかい！！
私（すいません… ｴﾋﾞとﾀｺ…）
板前（ﾊｲﾖ！！！ ｴﾋﾞﾀｺですね！！！）
ようやく聞こえた……
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