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目を覚ますと、そこは自分の部屋のベッドの上だった。
「あれ…………?」
夢……だったのかな?
そう考えると、何か馬鹿らしくなって、思わず自分自身に笑ってしまった。
さて、学校の準備しないと。
しかし……まだ眠い。
「あと……………五分………うぅ」
ゴロゴロと寝返りを打つ。
と、ぼくの右手がなにか生暖かいものに触れた。
……………ん?
目を開いて、その物体を見る。
「………………」
数瞬、言葉を失った。
ぼくの手は、隣に居る筈の無い誰かの胸部に当たっていた。
このふくよかな感じからして女だろう………女?
「うわぁぁぁぁぁぁっ!」
やっと正気を取り戻した。
「しっ、しししししししし死神さんっ! なんでこんなところに!?」
「ふあぁぁぁぁぁっ、あ、おはようですますぅ」
死神は答えになってない返答をする。
「えっ、あ、あの話は夢なんじゃないですか!?」
「なに言ってるのですますかぁ? 昨日あれだけ愛し合ったじゃないですかぁ」
「あっ、あああああ?」
脳内のCPUが燃え尽きそうだ。
「昨日はよかったですますよぉ~ また今夜もやりますかぁ~?」
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