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晴れた空見上げた
君も見てる気がした
この街は僕には少し
空が低く感じます
飛行機雲追い掛けた
君に届く気がした
毎日の電話の声も
昨日は何か言いたげで
逢えないまま夏が来る
邪魔する距離が遠すぎて
「逢いたい」っていう言葉さえ
言えなくなった二人がいた
写真だけ見ていても
この寂しさは消えない
逢いに行こう君の町まで
地下鉄へと走り出した
流れゆく景色の中
君へとメールを送った
「今から逢いに行くよ」
携帯を握りしめる
5分後に電話が鳴る
「夜には着くよ、待ってて」と
そう告げて笑うと
君もつられて笑った
片道4時間のこの道も
君を思えば速くなる
指折り数える日々よりも
大切な思い溢れ出す
あと少し、もう少し
はやる気持ち抑え切れず
飛び出した駅のホーム
僕の名を呼ぶ声
はにかんで笑う君の姿
愛しくて、強く抱きしめた
僕の胸に顔をうずめて
「逢いたかった」と君が呟く
歩き出す手を繋いで
二人の影がゆっくり重なる
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