第一章 ある男

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ある男はメールの子と会えるのを純粋に楽しみにしていた。これだけ長い間メールしてきたんだから大丈夫と勝手に思い込んでいたのだ。 メールの子は特に写真や写メの要求はせず、ある男と時間と待ち合わせ場所を決めてメールのやり取りを終えた。 ある男はその日の為に相手に聞いた趣味に合わせて洋服や靴を買い揃えた。その様子は普段のように身体目的でなかった。メールのやり取りでお互い気もあうしなりより時間を忘れるくらい楽しかった。それにより心を動かされバーチャルな事も忘れ、相手に心惹かれていた。
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