第一章 ある男

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ある男はいつからか女性を懐疑的な目で見るようになっていた。 賛否両論あるだろうが、大体の男女は初対面の時ルックスから相手の事を判断する。当たり前だ。最初から相手の性格なんてわかるはずもない。 私は見た目気にしないよ、って言う女性はほんとに一握りだろう。 そういう見えない壁に度々塞がれてきたのをある男は気付いている。そういった事を繰り返しているうちにいつしかある男は偏見の目で女性を見るようになった。 せっかく出来た二人の彼女にもある男は本心を見せる事なく抜け殻のような状態で付き合いを続けた。 その結果が別れを招いたのである。
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