0人が本棚に入れています
本棚に追加
最奥の部屋。
私の前には一人の男。
男はゆっくり歩み寄る。
私も男に近付いていく。
部屋の中心
「ようこそ、ここで最後だ。」
「みんな、傷ついたんだよ」
「決着を持ち越すわけにもいかい」
「死んじゃうかもしれない」
「それは、君が決めることだ」
「何で、私たちにこんなことさせるの」
「戦いでしか解決できない事もある」
「みんなでなかよくしたいよ」
「それでも、争うと言うコミュニケーションは存在する」
「痛いのも、苦しいのも、悲しいのも?」
「人が人であるために必要だ」
「私に何ができるの」
「君は、二つ選べる。一つは、私の後を継ぎ今の世界を踏襲する」
「と、とうしゅう?」
「そう、今の因縁をそのままに、歩んで来た過去に連なる未来を進む、そこで君が出来ることは無い」
「もう一つは?」
「最初から創るのさ、この世界の在り方を君が
最初のコメントを投稿しよう!