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(警官が子供に敬礼してる……)
女の子はその光景にも驚いていた。
警官達はスタン達を車両に入れて、レオン達に賞金を渡すと再敬礼をして車で戻って行った。
レオンが堅苦しさを振り払うように背伸びをした。
「ん―――っ、さて……昼飯にするか♪」
「そうするか」
「じゃあ…私は行きますね。助けてくれてありがとうございました。」
身体を伸ばしたレオンとスナイプスは後ろにいた女の子の言葉に振り向く。
「「は?」」
レオンとスナイプスが驚いたような顔をする。
「え?」
女の子は全く分かってないようだ。
「君がアイツらを連れて来てくれたんだぜ?一緒に飯食おうよ♪」
「え……でも……私は……」
「いいって、いいって!!行くよ!!」
レオンが走りだすとその後ろ姿を見ながらスナイプスが付け足す。
「一緒に飯食うぐらい良いだろう?別に変な事はしない、お礼だ」
スナイプスの優しそうな言葉に安心したのか、女の子はゆっくりとうなずいた。
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