{序章}

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ある世界のお話――――――――人類は科学の進歩により平和に暮らしていた。    だが、23世紀初頭から24世紀始めまで行われた「一世紀戦争」と呼ばれた永きに渡る戦争により、人口は大幅に減り、大地は砕け、文明は21世紀初頭まで衰退してしまった。    しかし人類は残った大地に根をはり、生活をしていた。    また原爆で失った文明の変わりに、新たな文明〝魔法〟が現れた。昔は一部の特殊な人間のみが使えていたが、今は一般の人間が普通に使えるようになっている。    世界政府は壊れてしまい治安が悪くなったが、正義を貫く人々はいた。    〝国際警察〟と〝バウンティハンター(賞金稼ぎ)〟と呼ばれる者達である。    国際警察は調査、逮捕、裁判を行う。    バウンティハンター達(以下ハンター)は逮捕して警察に渡し、賞金を得る。    そのため、彼らには武器の携帯が認められており、もし罪を犯したら第1級犯罪者として最高額の賞金をつけられる事になっていた。      今日もまた、ハンター達が犯罪者を捕まえるべく、ひた走る――――――
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