7197人が本棚に入れています
本棚に追加
「だだいま―――!!」
「今戻りました」
レオンとスナイプスが重そうな扉を開いて中に入る。するとそこはとても賑やかな酒場だった。
「おぅ!!レオン、スナイプス!!もう仕事終わったのかぁ?」
酒場の人々が元気良く二人に声をかける。
「もち!!ヨユ―だっての!」
レオンはニッと笑って答える。
「相変わらず元気だがその通りだったのか?スナイプス?」
「いや、相変わらずギリギリだった」
スナイプスは淡々と結果を話す。
「が―はっはっ!!やっぱりな!!レオンはもうちょい落ちつけよな!!」
馬鹿笑いする男達にレオンは負けじと大きな声で返す。
「うるせ―っての!昼間から酒飲んでんじゃねぇ!」
そのやりとりは決して居心地の悪いものではなかった。
レオンとスナイプスは周りの人々、男性、もちろん女性とも話しながら歩いて行く。
そのうち二人は一つの部屋の前についた。
コンコン
「入りま――す」
レオンがそう言うとドアの先から低いものの優しい感じのする声が届いた。
「どうぞ」
三人はドアの先から声が聞こえるとドアを開けて中に入る。
ドアを開けた先には一人の老人が椅子に座っていた。
最初のコメントを投稿しよう!