{序章}

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「頼まれた仕事は終わらせたぜ」    「あんまり頼まないでください。この街で顔がバレると大変なんですから」    二人が老人に口を尖らせて文句を言う。    「仕方ないでしょう、君達が一番暇だったのですから」    その男性は二人がもらす不満にもにこやかな笑顔で対応する。    二人に笑いかける度に口元の白いヒゲが揺れる。    「ところで後ろの方はどなたかな?」    男性の老人はにこやかな笑顔をティアラにも向ける。    「あっ、すいません!私ティアラ・ロ―ライトと言います!!」    「そうだじっちゃん、客」    レオンがティアラを指して言う。    「こちらが俺達の頭であるシルア・ブレイドさん」    「こんにちは」    シルアはニッコリと笑ってティアラに挨拶をする。    「こんにちは」    ティアラも笑顔で挨拶を返す。 
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