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「待ちやがれ―――!!!」
銀色の髪をした男の子が長身でスーツをきた男を追って、町の裏道や細い道、あげくに下水道でも追いかけている。
「ひぃ、はぁ、ひぃ、い、一体どこまでついて来るんだよぉ」
追いかけられている男は今にも泣きそうである。
「レオン、まだ捕まえられないのか?こっちはとっくに終わったぞ?」
レオンと呼ばれた男の子の耳に付いているイヤホンからちょっと低い男の子の声がする。
「うるせ――ぞ!!スナイプス!!こいつ無駄に足早いんだよ!!」
耳に手を当て、怒ったように言う。
「仕方ない、今から俺もそっちに行く。」
と、またもため息とあきれたような声。
「うるせ!!お前なんか来なくたって………」
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