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翔太には夢があった。
高校2年から何気なく始めた居酒屋でのバイト。最初はただ時給がいいから続けていた。
しかしいつからか翔太の小遣い稼ぎは夢の形を作り始めた。
『ありがとう』
『お兄ちゃん、いい接客するな』
『また来るよ!』
ただその言葉をお客様に言われることが嬉しくて、もっと喜んでもらいたくて……いつしか翔太は接客業に就く事を目指していた。
『俺はいつか日本一お客様に喜ばれる店を作ってみせる』
翔太は夢への階段を登り始めた。
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