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!!!!!!!!!!!!!!
ハルピュイアが怪鳥のような叫びと共に、大きく開いた翼を力強く羽ばたかせる。
とっさに太刀を構えて防御姿勢に入るが、目に見えない刃が俺のコートを切り刻む。
……くっ!
致命傷は無いものの、凄まじい衝撃。
俺の頬が耳の辺りまで大きく裂けて、血煙が上がる。
痛みは殆ど感じないが、見えない刃って云うのは少し厄介だ。
!!!!!!!!!!!!!!
攻撃の有効性に気付いたのだろう、もう一頭のハルピュイアが翼を開いた。
――ガクン!
攻撃は俺だけでなく、足場にしているハルピュイアにもダメージを与えたようだ。
白い羽毛を蒼く染めて、弱々しい叫びを挙げている。
仲間って意識はねぇのかよ!
歯軋りしながら、俺は太刀を構え直す。
今度は二頭同時攻撃だ。
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