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「ん~今日は天気いいなぁ。絶好の散歩日和だっ」
「そうだね。」
――日曜日。今日は雲ひとつない晴天。
凛はひとつ下の後輩である君原葵(きみはらあおい)と歩いていた。
葵は凛の小学校からの友達で、唯一心を開ける存在でもある。
癖のある髪をショートにしていてよく話す明るい女の子だ。
今日は動きやすいパーカーにハーフパンツ姿である。
「凛ねえ、あっちでちょっと休もうよ。」
葵がゴールデンレトリバーの『サトル』を引っ張りながら川原を指差した。
こうして毎週、葵の犬の散歩に付き合うのは日課でもある。
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