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「あぁ、アリスの事かい?アリスはなかなか話が分かる子でね。」
「アリスって言うの?僕はコレット、職業は時計屋だ。」
にっこりと(そうそれは本当に、にっこりと綺麗に可愛らしく)微笑んでアリスに挨拶をするコレットの手はエリオルの長くて白い、ふわふわとした耳を引っ張っていた。
「痛い、痛いよコレット!!触るな引っ張るな弄くるなと何度も言っただろう!!」
「そんなの僕には知ったこっちゃないね。それはエリオルの都合だ、僕には関係ない。」
さも同然、というような口調でコレットはエリオルにそう言うと耳を更に引っ張った。(あぁ何て痛そうな光景なんだろう)
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