紅茶の国

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「…僕が仕事を見つけるのにどれほど時間をかけたか君には分かるかい?ん?なぁ、エリオル?これはお仕置きだよお仕置き。痛くないと意味がない。」 ぐいぐいと力強く耳を引っ張られ、エリオルは涙目になっていた。(そしてとうとうアリスがしびれを切らしたんだよ) 「あの、もういいんじゃないかしら?もう十分痛そうだもの。」 このアリスの言葉にはコレットどころかエリオルも目をまん丸くしていた。(何だか見ていて笑いそう、とアリスは内心思ったに違いない。) 「…………仕方ない、女の子…アリスと言ったかな……が言うなら離してやろう。」 (そしてやっとエリオルの耳から手を離したんだ)
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