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クレイ達が料理を満喫しているその時、店のドアが勢い良く開かれ、抜き身の剣を構えた数名の男達がなだれ込んできた!
『うわ!なんだオメェら!』
『キャー!』
店内は騒然としている。
『ガタガタ騒ぐな!テメエ等命が惜しければ壁に手をついて大人しくしていろ!』
客たちは、言われた通り壁に手をついてガタガタと震えている。
ただ一組の客を除いて…
クレイ一行であった。
いまだに一心不乱に料理を頬ばっている様はまさに真剣そのものだった。
『(ちょっと、あんた達!早く言うこと聞かないと殺されちゃうよ!)』
ウエイトレスが小声で話かけたが、一行は食べ続けている!
その様子を見ていた武装集団のリーダー格の男はプルプルと拳を震えさせて、ドカドカとクレイ達のテーブルに。
『テメエ等、聴こえなかったのか!?』
男が怒鳴り声を上げる。しかし、クレイは男を睨み付け、
『飯の邪魔をするな!この、たわけが!』
と言い放つ。
『あぁ!?ナメてんじゃねぇ!!』
男は持っていた剣を振りかぶり、テーブルに叩きつけた!
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