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『コイツで最後だ!』
クレイはズルズルと引きずってきた男を、ドアの外へ放り投げた。
店の外には、武装集団のなれの果て。
全員かろうじて生きているといった感じだったが。
間もなく警官隊が現れて、武装集団は片付いた。
『ふん、手間を掛けさせてくれる!』
パンパンとほこりを払い店内に戻った。
店の中の客たちが一気にクレイへ詰め寄り、各々に言葉をかける。
『すげーよあんた!』
『かっこよかったわ。』
『助かったよ!』
『オレに酒をおごらせてくれ!』
一気にヒーローになったクレイを遠目に、セリカとウエイトレスは胸をなで下ろした。
『助かったよ!あんたの主人、強いんだねぇ!』
『ええ、マスターはハンパじゃないんですよね~。かなり手加減してくれたみたいで、お店の被害も少なくて済んだし…。』
『(あれで手加減?)』
ウエイトレスは目を丸くして驚いてる。
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