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町の入り口。
そびえ立つ砦のような門扉の前にクレイ一行は来ていた。
-ドンドンドン!-
『こら、衛兵!開けんか!一介の旅人が入れてくれと頼んでいるのだぞ!見殺しにする気か!』
『ダメダメ!今この町は盗賊団の被害が酷いんだ!昼間ならまだしも、こんな夕暮れ過ぎに、お前らみたいな怪しい奴ら、入れられるか!』
衛兵の態度は頑なである。
『頼む。さっき捕ってきた獣の肉をやるから。な?』
『クドい!ダメなものはダメだ!』
-ブチン!-
その時、クレイの中で何かがキレた!次の瞬間…
どーーーーん!!
この時の爆発を町人Aは語る。
『ああ、あん時は、マジで死ぬかと思いましたよ。軍の爆撃でも受けたのかと。死人が出なかったのは奇跡でしたね!』
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