1話ヒーローは傍若無人

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町の入り口。 そびえ立つ砦のような門扉の前にクレイ一行は来ていた。 -ドンドンドン!- 『こら、衛兵!開けんか!一介の旅人が入れてくれと頼んでいるのだぞ!見殺しにする気か!』 『ダメダメ!今この町は盗賊団の被害が酷いんだ!昼間ならまだしも、こんな夕暮れ過ぎに、お前らみたいな怪しい奴ら、入れられるか!』 衛兵の態度は頑なである。 『頼む。さっき捕ってきた獣の肉をやるから。な?』 『クドい!ダメなものはダメだ!』 -ブチン!- その時、クレイの中で何かがキレた!次の瞬間… どーーーーん!! この時の爆発を町人Aは語る。 『ああ、あん時は、マジで死ぬかと思いましたよ。軍の爆撃でも受けたのかと。死人が出なかったのは奇跡でしたね!』
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