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爆煙の中を何かを探してズカズカと歩き回るクレイ一行。
『あった!マスター、ありましたよ門開閉スイッチ!』
『よしセリカ開けろ。でもって、ラックを中へ入れるんだ。』
『了解です!』
がれきの山を飛び越えクルマへ走っていくセリカを見送り、クレイは足元を見る。
『う、う~ん…』
『いててて…』
ソコには2人の衛兵がのびていた。
『貴様等、起きんか!!』
クレイは怒号を聞いて飛び起きる衛兵2人。
『貴様等、正座!』
クレイは近くにあった椅子にドカッと腰を下ろし、足を組む。
衛兵達は爆発の恐怖から素直に従って、正座をすることになった。
『しっかし、貴様等どういうつもりだ!俺様は文句無しに超強いからイイとして、普通の旅人なら、モンスターか盗賊の餌食だぞ!?』
『は、はあスミマセン…』
『スミマセンじゃ済みません!』
クレイの説教モードのスイッチが入ってしまいこの後数分間、衛兵達は正座のまま、大した意味のない小言を聞かされる羽目となった…。
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