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「ふ・ざ・け・る・な――!!」
何でこんな面倒な事になったんだろう?
「じゃあゲームの説明から始めるぞー」
「はーい、せんせー」
体格の良い自称生徒が元気良く返事を返す。
ウザイ。
説明するのはともかくとして、人付き合いというものが全く向いていない自分が何故こんな事を始めたのかと言うと。
あろう事かこの中に一人もスタッフが存在していないからだった。
どいつもこいつも…戻ったら絞める…!
「まずこのゲームはまだ開発中の物だ。
すなわち、今回のような偶発的な事態への対応はまだ制作中となる」
「ぐーはつてき?」
「今回の事態は待ち合わせ機能(仮)の作動が原因となっている」
「かっことか口で言うなよ」
「黙りやがれポチ」
とりあえず頭突きで床に沈めてから心持ち青褪めた三人に向き直った。
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