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2人は30分ぐらい歩いてやっと商店街についた
甘奈はとても元気でヨウは軽く疲れていた
「わぁ~人がいっぱい!!」
あたしが住んでたとこの人とは違ってみんな良い人そうだな…
甘奈とヨウが商店街に入ると一斉に皆がこっちを見た
「!?」
やっぱりこの人達もそうなの?
甘奈は自分を嫌っていた人達を思い出した
その時
「ヨウさん!」
急に若い女が叫んだ
それから一斉に人が近づいて来た
「なんだ!?」
甘奈が構える
そして一人の女がヨウに抱きついた
「!?」
「ヨウさ~ん
会いたかったわ~」
女が次々にヨウの回りに集まって来た
なんだ
ヨウさんか
ほっと甘奈は安心した
へ~ヨウさんてもてるんだ~
確かに見た目かっこいいと思うけど
そして女達は甘奈に気づく
「あら?この可愛らしい娘は?」
「ああ、こいつは俺達ん家の使用人だ」
「あら~可愛らしい!」
女達は甘奈にも寄って来てちやほやしだした
甘奈はこんな扱いをされるのが初めてで
緊張していた
が
その反面嬉しかった
ヨウはそれを見て
微笑んだ
それから甘奈はヨウに着物と浴衣を5着づつ買ってもらい
3日分の食料を抱えて帰った
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