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一人の少女が暗い森にいた
「はぁはぁはぁはぁ」
ギチチッ
ザザー
「はぁはぁはぁはぁ」
ジャリッ
「ここまで来れば追ってこねぇだろ…」
「はぁ…」
少女はしゃがみこんだ
その時
「逃げきれると思ったか?」
少女は振り返った
そこには体全体を黒く覆った男が2人立っていた
「くそっ!!」
少女は立ち睨みつけた
「くくく…今日こそは逃がさないぞ」
男は少女にゆっくり近づく
少女は追い詰められ
逃げることができなくなっていた
「さぁこっちへ来い!!」
一人の男が手を延ばした
「くっ来んじゃねぇ!!」
少女は目をつむる
ドゴッ
急に鈍い音と共に男が倒れた音がした
少女は恐る恐る目を開けると
目の前には一人の男が立っていた
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