甘奈

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「ハァハァ」 甘奈はヘトヘトになってヨウの所に戻った 「よし、次は木登りだ」 「ええ!?猿じゃあるまいし…ボカ」 ヨウが甘奈の頭を殴った 「木ぐらい登れなきゃ木渡りできんだろうが ちょっと見てろ」 「痛~汗」 痛がっている甘奈をほったらかして ヨウは軽々と木を登る 「すげ~! ヨウさんかっこいい!」 甘奈は尊敬の眼差しで見上げる ヨウはフッと笑うと 「お前もここまで来い」 ヨウは手を差しのべて言った (よし!登ってやる! 甘奈は後ずさりして 勢いをつけ… ダダダッ 甘奈は猛ダッシュをして木に飛び付く 「痛! 顔ぶった~汗」 夏は地面から20㎝のところの木に張り付いたままで固まってた 「お前…」 ヨウは呆れる 「いいから登れ!」 ヨウは上から叫ぶ 「ん~~」 夏は片手を上の方にかけ 少しづつ登る 「……」 こりゃあ時間かかりそうだな ヨウは木の枝の上で 小説を読み始めた (くそ~ くつろぎ始めやがった~ 見てろ~ 今にそこに行ってやる~) 「ふぬぅぅ~」 甘奈はお尻をほったてて登る ヨウ(女とは思えんな…
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